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関西アラカルト 

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千年の都が、はんなりと桜色に染まります。古社や名刹の桜風景は、たおやかで幻想的な趣きがありますお楽しみ下さい。なお画像は今まで撮影した画像も有りますので気軽にお問い合わせ下さい。

祇王寺

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二尊院を抜け嵯峨野工房を通り、皇族がお忍びで寄られたお店を見ながら平家物語ゆかりの祇王寺へ向かいました。(メニューに皇族のお名前がついています。)奥嵯峨野で隣には滝口寺があります。
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ここには白拍子「祇王」の悲しい恋の物語があるのです。
平清盛が愛した美人で歌舞が上手な白拍子「祇王」という女性がおりました。大きな住まいをあてがわれ寵愛を受けていたのです。しかし・・・ある時、平清盛に門前払いされた女性が可哀想でとりなし逢わせたら、なんと清盛はその白拍子仏御前に心変わりです。清盛は、白拍子仏御前が「祇王」に遠慮して寵愛を受けられないならと祇王を屋敷から追い出しました。
祇王は、清盛の心が離れてしまったので悲しみの余り髪を剃り母、妹の三人で都から追われるように嵯峨の往生院に入り尼となりました。ここ奥嵯峨に庵を開いたのでした。
 
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しかし、清盛は捨てた祇王に「仏御前が暇にしているから歌舞に来い。」とお使いをよこすのです。
逢いたくない祇王でしたが、母の説得で、出掛けて行き、舞台の角で惨めさを味わうのです。
 そんな祇王の悲しさを見て仏御前も半年後に世の常を感じて尼になり、祇王を訪ねやってきました。
 祇王は、仏御前を優しく迎え入れるのです。祇王の心の広さ賢さにただただ感激です。
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竹と楓の中に萱葺きの本堂はひっそりとたたずんでいます。履き物を脱ぎ本堂をに上がると、清盛、祇王、妹の祇女、母の刀自、仏御前の木像が安置されており説明が流れてきます。
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その奥の部屋の丸窓から眺める風景は素敵です。「虹の窓」は大きな円窓で光の具合で明るく染まります。
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清盛の供養塔や祇王、妹の祇女、母の刀自の墓にお参りをしてきました。
 静寂な庭にヒラリヒラリと舞散る紅葉が、一枚、また一枚と苔の上へ散り急ぎます。ついつい人の世の移ろいとの庭の移ろいを重ねてしまいました。
 この世の全ての現象は、絶えず変化をして留まる事がないという。平家物語の「祗園精舎の鐘・・・」の言葉を噛みしめながら、また平家物語で滝口入道時頼と建礼門院の侍女、横笛との悲恋物語の舞台になった「滝口寺」へ向かいました。歩いても数歩ですから小倉山の麓で悲恋物語のヒロイン巡りです。
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祇王寺は真言宗の尼寺で、本尊は大日如来です。正しくは「往生院祇王寺」です。
法然の弟子「念仏房良鎮が創建した往生院があったとこでその草庵の一つに祇王が1178年に隠遁したので「祇王寺」となりました。寺号は「平家物語」です。
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by ka-ma-kun | 2004-12-15 04:23 | 京都