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関西アラカルト 

kamakun.exblog.jp

千年の都が、はんなりと桜色に染まります。古社や名刹の桜風景は、たおやかで幻想的な趣きがありますお楽しみ下さい。なお画像は今まで撮影した画像も有りますので気軽にお問い合わせ下さい。

2004年神護寺の紅葉(1)_a0009761_1945776.jpg
平安京造営(794~)の最高責任者、和気清麿公が今の愛宕神社の前身、愛宕山白雲寺などとともに建てた愛宕五坊の一つです。
「高雄山寺」とよばれましたが、天長元年(824)、高雄山寺は河内(大阪府)の神願寺(清麿公創立)を合併し「神護国ソ真言寺」と称したそうです。
和気一族は、叡山の最澄(伝教大師)や空海(弘法大師)をこの寺に招いて活躍の場とされたため、時の仏教界に新風を送ることとなり、平安仏教の発祥地となりました。
弘法大師は唐(中国)より帰朝して、大同4年(809)に入山し、14年間住持され、真言宗立教の基礎を築かれ、後の東寺や高野山金剛峰寺と並ぶ霊刹です。弘法大師が初代です。厄払いとして「かわらけ投げ」が出来ます。(観光パンフレットより)
2004.10.17に撮影をしてみました。
# by ka-ma-kun | 2014-02-26 10:57 | 京都
お知らせ 箕面市 瀧安寺の雪景色_a0009761_152739.jpg


ブログの更新を長らく休んでいました。
サイトをご訪問して下さる方々に
ご心配をいただきありがとうございます。
私は、元気に諸用と睨めっこ中です。
大変申し訳ありませんが、
今しばらく漸次更新となります。

よろしくお願い申し上げます。

雪の瀧安寺(箕面市)です。

関西の風景をご紹介します。


# by ka-ma-kun | 2014-02-24 15:28 | 大阪
東日本大震災により
被害を受けられたみなさまに
謹んでお見舞いを申し上げます。

阪神・淡路大震災を体験した私です。
1日も早い復旧を
心からお祈り申し上げます。

震災直後、生き残った者は、
「命だけでもあったから。」と思い、
やがて、「私だけ申し訳ない。」と思いました。
震災後半年、一年と経つと、
心では葛藤が起きます。
そんな時、
子共は、赤ちゃん返りをしたりしました。
皆様、くれぐれもお体を大切になさって下さいね。

ご挨拶_a0009761_6193181.jpg

(在りし日の仙台を偲びお届けします。)

風景やネイチャーなどの
ブログが更新できないため
新しくこちらのブログで更新させていただきました。
ご心配をいただきありがとうございます。

# by ka-ma-kun | 2011-03-26 06:38 | 仙台
祇王寺_a0009761_4145125.jpg

二尊院を抜け嵯峨野工房を通り、皇族がお忍びで寄られたお店を見ながら平家物語ゆかりの祇王寺へ向かいました。(メニューに皇族のお名前がついています。)奥嵯峨野で隣には滝口寺があります。
祇王寺_a0009761_4153356.jpg
ここには白拍子「祇王」の悲しい恋の物語があるのです。
平清盛が愛した美人で歌舞が上手な白拍子「祇王」という女性がおりました。大きな住まいをあてがわれ寵愛を受けていたのです。しかし・・・ある時、平清盛に門前払いされた女性が可哀想でとりなし逢わせたら、なんと清盛はその白拍子仏御前に心変わりです。清盛は、白拍子仏御前が「祇王」に遠慮して寵愛を受けられないならと祇王を屋敷から追い出しました。
祇王は、清盛の心が離れてしまったので悲しみの余り髪を剃り母、妹の三人で都から追われるように嵯峨の往生院に入り尼となりました。ここ奥嵯峨に庵を開いたのでした。
 
祇王寺_a0009761_4174747.jpg
しかし、清盛は捨てた祇王に「仏御前が暇にしているから歌舞に来い。」とお使いをよこすのです。
逢いたくない祇王でしたが、母の説得で、出掛けて行き、舞台の角で惨めさを味わうのです。
 そんな祇王の悲しさを見て仏御前も半年後に世の常を感じて尼になり、祇王を訪ねやってきました。
 祇王は、仏御前を優しく迎え入れるのです。祇王の心の広さ賢さにただただ感激です。
祇王寺_a0009761_4182015.jpg

竹と楓の中に萱葺きの本堂はひっそりとたたずんでいます。履き物を脱ぎ本堂をに上がると、清盛、祇王、妹の祇女、母の刀自、仏御前の木像が安置されており説明が流れてきます。
祇王寺_a0009761_4241114.jpg
その奥の部屋の丸窓から眺める風景は素敵です。「虹の窓」は大きな円窓で光の具合で明るく染まります。
祇王寺_a0009761_4185092.jpg

清盛の供養塔や祇王、妹の祇女、母の刀自の墓にお参りをしてきました。
 静寂な庭にヒラリヒラリと舞散る紅葉が、一枚、また一枚と苔の上へ散り急ぎます。ついつい人の世の移ろいとの庭の移ろいを重ねてしまいました。
 この世の全ての現象は、絶えず変化をして留まる事がないという。平家物語の「祗園精舎の鐘・・・」の言葉を噛みしめながら、また平家物語で滝口入道時頼と建礼門院の侍女、横笛との悲恋物語の舞台になった「滝口寺」へ向かいました。歩いても数歩ですから小倉山の麓で悲恋物語のヒロイン巡りです。
祇王寺_a0009761_4192952.jpg

祇王寺は真言宗の尼寺で、本尊は大日如来です。正しくは「往生院祇王寺」です。
法然の弟子「念仏房良鎮が創建した往生院があったとこでその草庵の一つに祇王が1178年に隠遁したので「祇王寺」となりました。寺号は「平家物語」です。
# by ka-ma-kun | 2004-12-15 04:23 | 京都
三千院_a0009761_9364538.jpg
京都の奥座敷」山里大原へひなびた情緒を味わいに出掛けました。
JR京都駅や京阪出町柳駅、地下鉄からバスが出ていますが、本数が少なく限られるので今回は車にしてみました。名神京都東インターを降り、山科、南禅寺前を横切り、真如堂・銀閣寺、北白川、修学院離宮を抜け大原へ車を走らせました。まだ比叡山へ向かうケーブルあたりの紅葉もまだ楽しめました。
三千院_a0009761_9371985.jpg
御殿門
駐車場は、有りませんが近隣はいろいろとあります。お寺の外れは300円、近づくに連れて400円、500円とありました。私は、お店でコーヒーを飲むと無料の言葉につられて利用をしました。(失笑)
往き道京都東のインターで料金を払い、窓ガラスを閉めようとすると、締まり方が遅く気に掛かるので今回は予定を変更して三千院のみしてその後は自動車の整備に出掛けました。またトラブルの旅でした。いつも臨機応変の旅です。(失笑)
三千院_a0009761_937558.jpg
当初の大原の散策予定は、
①平成12年に焼失し気になっていた尼寺。建礼門院が平家滅亡後に余生を送った寺で静謐(せいひつ)な庭園を楽しめる「寂光院」
②竹林が有名で室内から眺める額縁庭園としてCMやポスターなどでよく見かける「宝泉院」
③時間の余裕があれば、勝林寺・紅葉と不断桜が咲く「実光院」・來迎院、龍宮造りと紅葉が楽しめる「阿弥陀寺」・・・全て予定変更です。おまけに観光バスが止まっていた「しば漬け」のお店など美味しそうだったなあ。素敵なスポットがいっぱいでした。自宅の近くまで帰り整備に出掛けると「ゴムが古くなってセーフティーがかかっています」と言われ拍子抜けし、珍道中に泣き笑いです。
三千院_a0009761_9384326.jpg
有清園と往生極楽院を金色水から撮影をしました。手前は石仏です。

大原女」になりそこなった旅でしたが、細波の滝の流れに耳をかたむけながら、古木の杉木立が鬱蒼と繁茂し、足下には一面の苔が敷き詰められた「東洋の宝石箱」とうわれているお庭を思う存分味わいました。
三千院_a0009761_9393019.jpg
敷き詰めた苔に散り落ちた紅葉も趣があり「上品」で「おくゆかしい」と言う「たおやか」って言葉がピッタリのお庭でした。
三千院_a0009761_9395119.jpg
そんな苔むした静寂なお庭に石仏があり心が「ほっこり」とし、思わず微笑みがもれました。
三千院_a0009761_940661.jpg
観音堂

①せせらぎを聞きながら階段をあがるとすぐ三千院門跡ですが、門跡前には飲食店やお土産やさんが並んでいました。
②福寿延命のご利益に授かれるという「金色水」が紅葉の上に流れて清冽でした。
③地元では「翁地蔵さん」と呼ばれている仏像があります。水をつけると子供の夜尿症が治るという言い伝えもあるそうです。大きい仏道で温かい感じがしました。
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有数の観光スポットで、歌詞に唄われたこともあり有名な寺ですが改めて歴史を紐解いてみました。(観光パンフレットをより)
 大原の地一帯は、千有余年のむかしから漁山と呼ばれ、天台声明(仏教音楽)の修行の地として信仰を集めた所です。本尊は薬師瑠璃光如来(秘仏)です。
 伝教大師最澄上人(767~822)が開基で比叡山東塔に一堂を建てたそうです。清和天皇の命により、滋賀の坂本梶井に移し、その後梶井御殿、梨本門跡と呼ばれていましたが、応仁の乱で焼失したのでこの地へ移りました。三千院は別名を梶井門跡、梨本門跡、円融院門跡とも呼ばれ、青蓮院、妙法院、曼殊院、毘沙門堂とともに天台宗五箇室門跡のひとつです。平安時代に皇子皇族が門主となる宮門跡となっています。
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国宝阿弥陀三尊像が大和座りしている往生極楽院
往生極楽院は、平安時代の寛和二年(986)に建立された三千院の源ともいえる単層入母屋造柿葺の御堂です。恵心僧都が父母の菩提のために姉安養尼とともに建立したと伝えられています。御堂内部の船底天井および壁画は極楽の花園の図を、極彩色で描いてあるそうです。阿弥陀如来座像を中心に、向かって右に観世音菩薩、左に勢至菩薩の阿弥陀三尊像(国宝)が大和座りと言う正座をした珍しい姿を拝見できます。
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客殿
 客殿では鈴木松年、竹内栖鳳など日本画家の襖絵や古文書を見たり、あるいは写経ができる円融房もあります。10名位の方が写経をされておりお邪魔をしないように後にしました。
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聚碧園
「有清園」と「聚碧園」2つの名勝庭園があります。客殿・見所台からは金森宗和作の聚碧園が拝見できますし、宸殿からは往生極楽院にかけて有清園が楽しめます。
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有清園にて
ここまで読んで頂いた貴方へ内緒話です。京都南インターは出口1と出口2があるのです。いつもは出口1を利用しますが、今回は出口2を利用しようと思いました。高速のスピードで出口の場所が近いのでカーナビに教えてもらえずに京都東インターまで行きました。山科と醍醐への別れ道あたりも混んでいましたよ。
このあたりからトラブルの旅のプロローグだったのかもしれません。トラブル続きでしたが、東山や嵐山とはまた違う京都大原の旅でした。しば漬けを食べながら移り行くこの季節と歴史楽しむ大原の旅も満足満足です。ボリボリ(笑)
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PS.今年は暖かく長い期間まで紅葉が楽しめました。でも京都の紅葉の締めくくりは、今が盛りの下鴨神社です。昨日も帰りは北大路を走り、堀川通りを下りましたが(京都では南に行くことを「下る」と言います。)、同志社大学側にある京都御所の銀杏が素晴らしかったです。(撮影日2004.12.11)

紫陽花としても有名ですので今度は石楠花や紫陽花の頃出掛けたいと秘かに考えています。
拝観料は、一般が600円です。参拝時間は、季節により30分早く閉まりますのでご注意下さいね。
住所 京都市左京区大原来迎院町540
公式サイト http://www.sanzenin.or.jp/
# by ka-ma-kun | 2004-12-12 09:57 | 京都